インプラント
失った歯1本から完結する、
支えを必要としない治療法
インプラント治療とは、歯を失った箇所の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上部に人工歯を装着する治療です。天然歯のような自然な見た目で長期に渡って、自分の歯のように機能する効果的な治療方法です。
インプラント治療に
向いている人、向いていない人
インプラントに向いている方
- ・喫煙しない方、禁煙できる方
- ・定期的なメインテナンスやセルフケアを継続できる方
- ・入れ歯治療を避けたい方
- ・ブリッジや入れ歯の支えとなる歯が無い方
- ・健康な歯を削りたくない方
インプラントに向いていない方
- ・成長期の方
- ・喫煙する方(禁煙できない場合)
- ・重度の歯周病の方
- ・妊娠中の方など
- ・外科手術が難しい方
インプラントの
メリットデメリット
メリット
- 支えになる歯を必要としない
- 審美性が高い
- 天然歯と変わらない感覚で使用できる
- 着脱の必要がない
デメリット
- 外科手術と治療期間を要する
- インプラント歯周炎の可能性がある
- 治療後の経過観察や定期的なリコールが必要
- 自費診療のため、治療費がかかる
インプラントの構造
人工歯冠(上部構造)
インプラントの上に被せる人工の歯。金属やセラミックなどで作製されます。
アバットメント(支台)
人工歯冠とフィクスチャーをつなぐ部分です。上部構造の支えを担います。
フィクスチャー(下部構造)
人工歯根と呼ばれ、歯槽骨の中に埋めて使用します。インプラント体・下部構造ともいいます。
インプラント治療の主な流れ
STEP-01
精密検査、治療計画の説明
お口の検査、歯科用CT撮影などを行い、取得したデータを元に治療計画を立案します。その後、患者様へ治療の説明と今後の流れをお話しします
STEP-02
一次オペ(インプラント体の埋入)
①切開
歯ぐきを切開します
②穿孔
インプラントを埋め込むための穴をあけます
③埋入
骨孔にインプラントを埋め込みます
④縫合
切開した歯ぐきを縫合します
STEP-03
治癒期間
通常約2~4か月、治癒と定着期間を設けます
STEP-04
ニ次オペ(アバットメントの装着)
①歯ぐきを切開します
骨孔にインプラントを埋め込みます
②アバットメント装着
インプラント体にアバットメントを取り付けます
STEP-05
治癒期間
通常約2~3週間、治癒と定着期間を設けます
STEP-06
被せ物の型取り
人工歯(被せ物)を作るための型取りを行います。 患者様一人ひとりのお口の形にぴったり合わせた精密な上部構造をお作りするため、精度の高い型取りを行います。
STEP-07
人工歯の装着(完成)
アバットメントの定着を確認後、人工歯を装着します
STEP-08
リコール・メインテナンス
術後の経過観察と定期的なメインテナンスを行います
骨量が足りない方でも
可能な治療があります
骨が薄い・足りないなどの理由で治療をあきらめていませんか?
重度の歯周病で骨が吸収されてしまった方や、歯が抜けたままの状態が長く続いて骨が痩せてしまった方など、骨が欠損してインプラントができない方に向けて骨量を増やす治療を行っています。
骨誘導再生療法(GBR)
歯ぐきを切開し、骨量が少ない部分に骨補填剤を注入します。メンブレンと呼ばれる人工膜で骨充填剤を保護し、骨の壁を作った後に歯ぐきを縫合します。インプラントを同時に埋入する場合と、骨量を増やしてからインプラントを埋入する場合の2パターンがあります。 GBRは骨の高さと幅、双方をカバーすることができる治療方法です。
上顎洞拳上術
上顎の奥歯の真上には上顎洞と呼ばれる空洞があります。インプラントを埋入するための上顎洞までの高さが足りない場合は、上顎洞拳上術を行います。術式にはサイナスリフトとソケットリフトがあり、どちらも人工骨や自家骨を移植して骨造成をします。
拳上術と同時にインプラント埋入を行うケースと、骨の造成を待ってからインプラントを埋入するケースがあります。骨が固まるまでは約6か月~8か月ほどかかります。
サイナスリフト
(ラテラルウィンドウ法)
歯ぐきを横から切開し、顎骨の側面に骨窓を作ります。上顎洞と骨の間にあるシュナイダー膜を傷つけないように押し上げ、骨と膜の間にすき間を作り、骨補填材を填入します。充填終了後は側面の窓を閉じて歯ぐきを縫合します。
メリット
- 骨の幅が4mm未満でも治療ができる
- 術後の回復が比較的早い
- インプラントが固定されやすい
デメリット
- 骨が割れるリスクがあるため下顎には適用できない場合がある
- 術後に歯槽骨が低くなる場合がある
ソケットリフト
(オステオトーム法)
歯槽骨を1mm程度残して穿孔し、口腔内からオステオトームという器具を槌打して、上顎洞をシュナイダー膜ごと押し上げて骨補填材を填入するスペースを作ります。充填終了後はインプラント体を埋入し、縫合します。
メリット
- 外科的な侵襲が低い
- 骨造成とインプラントの埋入の同時進行が可能
- 治療期間が比較的短い
デメリット
- 術野を目視しにくく粘膜損傷などのリスクがある
- 適応症が限定的
歯槽堤分割術
(スプリットクレスト)

歯槽骨の幅が4mm未満の場合に行います。薄くなった骨を真ん中で分割し、隙間へインプラントを埋入した後に骨補填材を填入する手法です。ご自身の骨量を多く使用するため、インプラントが早く安定します。骨の硬さによって割れてしまうことがあるので医師の手技や経験に左右されやすい方法といえます。
メリット
- 骨の幅が4mm未満でも治療ができる
- 術後の回復が比較的早い
- インプラントが固定されやすい
デメリット
- 骨が割れるリスクがあるため下顎には適用できない場合がある
- 術後に歯槽骨が低くなる場合がある









